育児講座 No.2  苛め対策 

 
   

 
      「育児は思う様に行かない」とわたしは思っているのですが回りの方から「どうしたらこんなに上手く育児が出来るのですか?」といわれる事があります。もちろん 「お世辞」が半分なのでしょうが!! そんなお世辞を言われると皆さんと反対の事をしてきたからですよ!と言いたくなります。    
      すこし説明してみましょう。育児で親が大変心を痛めるのはやはり「いじめ」と「勉強」と「誘惑」ではないでしょうか? 全て小さい時から予防線を張ってきました。  
     今日は手始めに「いじめ」を取り上げましょう。長女も随分といじめに合った様ですが一切親には言いませんでした。しかし弟の方は相当な苛めに合った様です。後になってそのお話をちびりちびり聞いたのですが、良く我慢して上手に乗り切ったと思います。  
      今日はその秘訣を伝授します。  
     長男が4歳の年中さんの時でした。家に返ってきた息子が「友達に砂をかけられた。」と言うのです。それで「どうしたのだ」と問うと「何もしなかった。」と言うのです。「馬鹿!! どうして砂を掛け返さないんだ!良いか『聖書には自分にして欲しいと思う通りに人にもそのようにしなさい』と書いてある (※注)。その砂を掛けたやつは自分が砂を掛けて欲しいからお前に砂を掛けたのだ。だからお前はそいつが砂を掛けてもらったらどんなに嬉しいかよく分かるように、二倍にしてお返ししてやれ、良いか、よしこれからそいつの所に行こう。」そういったら息子は「お父さんわかったよ、もう行かなくてもよいよ」と言ったのです。  
     子供には何がわかったのかは聞きませんでしたがこれが後で大変役に立った様です。受験した小学校を籤で落ちて行く予定でなかった近くの公立小学校に入学しました。そこで、執拗な苛めにあったのですが本人はその場で「やり返す。」と言う方法で事を修めたようです。  
      苛めは学校だけではありません、会社でも地域でも、弱いもの苛めは世の常です。強くなる以外に苛めから逃れる術は無いのです。小さいうちに大切な事を学習させてやるのは親の大切な責任だと思います。  
   

 

  2013年10月26日 12:01:20  
   

 
    ※注:この黄金律と言われる有名な聖書箇所に関しては翻訳に問題があります。詳細はこちらをご覧下さい。 さらにその詳細はこちらをご覧下さい。   
       
       
         
   
 
   

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1998. 5. 19   初  版   167p. 7Mb        2013年10月26日 12:01 更新
 

 
       
   

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