育児講座 No.自転車の乗り方! 

 
   

 
      子供を育てるのはいずれも手間隙のかかる事ばかりですが、今日は10分でおわるお話をしたいと思います。そう自転車が5分で乗れる方法です。  
      長女は小さい頃から補助輪付きの自転車に乗っていて段々と上手くなり3際のころには自然に補助輪が外れてぶんぶん乗り回していました。もともと運動神経が良い様で小学生の頃には自分で一輪車にのって遊んでいました。しかし、弟の方は自転車にのるのもあまり上手く行かなかった様です。  
      そんなある日、突然下の子が「補助輪をとってくれ」と言うのです。きっと友達の誰かが補助輪無しで自転車に乗って入るのをみてそう思ったのでしょう。さっそく補助輪を外して団地の100坪程の公園に連れて行きました。  
      そして、五分で乗れる様に成りました。どうしたのかって?簡単です。自転車の後ろの荷台を固定しているステーに親指位の太さの棒を針金でしっかりとくくりつけたのです。そしてその棒の上端を私の肩の高さ位にしました。  
     子供が自転車に乗った後ろからその棒を右手で自転車が倒れないようにしっかり支えて自転車のあとを走りました。 すると子供は今までと随分かってが違うのに戸惑っていました。   
     今までは自転車で右に曲がろうとすると車体は反対方向の左に傾きました。今までは、その方向に在る補助輪が地面に触れ倒れるのを支えてくれていました。 所が今日は補助輪が無いとそのまま傾いた方向に倒れそうになるのです。 それを後ろから力一杯支えました。すると棒は折れそうなぐらいたわんでいました。  
      子供はあわてて自分で自転車を反対の方向に戻そうとします。それを後ろから走りながら助けてやるのです。ある時は両手で支える必要が在るほど力が必要でした。  
      こんな走り方を5分もすると子供は曲がる前に自然に曲がる方向に体を傾けると倒れない事を感覚で掴む様になりました。そしてその状態でも私は後ろから棒を持って走り続けました。そして私の棒に殆ど力が入らなくとも子供が自分のバランスで走りカーブを曲がれる様になっている事を確認して私は棒から手を離したのです。  
       子供は、そうとは知らずに私が後ろで支えてくれている物と思い込んで安心して自分の力で走り回っていました。公園を2〜3回回った所でこういったのです。お父さんはさっきから手を離しているんだよ。  
     え!と驚いた子供を後ろを振り向いてがずっと後ろのほうに離れて入るのを見て急にバランスを崩して転倒してしまいました。しかし、それ以後もう私が後ろから棒で自転車を支える必要はなくなりました。   
       すぐに棒を外してやると、喜んで自分一人で自転車に乗って公園を走り回っていました。補助輪無しで練習を始めてから10分も立っていませんでした。この方法のこつは弾力性のある折れにくい棒を利用する事です。    
       今日は自転車の補助輪を外して乗る練習方法でした。  
        
        2013年10月26日 11:58:16  
   

 
       
       
       
         
   
 
   

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1998. 5. 19   初  版   167p. 7Mb        2013年10月26日 11:58 更新
 

 
       
   

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